いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

朝の散歩

「じぃじ、お散歩行こう」と下の孫が誘うので、孫二人の手を引いて、下のコンビニまで朝の散歩に出かけた。♫笹の葉さらさら軒端に揺れる お星様きらきら金銀砂子♫ 下の孫が覚えたての歌を披露してくれる。坂の途中で犬の散歩の人とすれ違う。まあ、お上手、との評価をもらって俄然気をよくした孫は、コンビニに着くまで、笹の葉さらさらをしばらく口ずさんでいた。

上の孫は昨夜から熱を出して、なかかなか調子が出ない。体温を測ろうとしたが体温計がない。体温計がなくたって、おでこに手をやればどれくらいの熱かは判る。数字を信じるよりも、肌のふれあいを信じたほうがいい。昨夕の炉端焼きでもウィンナーやナス、ホタテ、トウモロコシは食べていたし、全く食べ物が喉を通らないということはない。風呂場でもはしゃいでいたし、衝立や座椅子で仕切って「家」作りに勤しんでもいた。発熱は心配でもあったが、コンビニで冷たいアイスでも口に入れれば少しは元気になるかなと思って、一緒に散歩に連れて行った。

コンビニ店内のカウンターで、孫たちはジャンボアイス最中を頬張り、私はコーヒーをいただく。下の孫はぺろり平らげ元気溌溂だが、上はアイスを一欠片残した。コンビニを出て、さて帰りは急坂を上ることになるのだが、行きは良い良い帰りはしんどい。上の孫は抱っこを求めてきた。100mほど上ったところで、下の孫が道路にへたり込んで泣きべそをかきだした。これは私も抱っこのサイン。上を宥めて歩かせ、下を抱っこする。また100mほど上ってチェンジ交代。こうして三浦雄一郎のエベレストアタック宜しく、ゆっくりゆっくり負荷のかかった身体を前へ進め、家に辿り着いた時にはへろへろになっていた。犬となら朝の散歩はしてもいい(あ)

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