いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

今年のねぶたは連獅子

午前中、歯医者に行く。予約時間を30分ほど経過したところで、「急患が入って、先生は今そちらの対応をしているので、もうしばらくお待ちいただくようになりますが宜しいですか」と受付の人(先生の奥さん)が言ってきた。受付はこれまで先生のお母さんがやっていたが、このところ姿を見ない。どこか具合でも悪いのだろうか。会計を済ませるときに、私の体のことを心配していつも声をかけてくれて、私も伊豆からもぎ取ってきた柚子や甘夏を袋ごと差し上げたりしていた。私だけではなく、いろんな人に気さくに声をかけるので、この歯医者の会計は時間がかかる。いつぞや待合室に、歌人の宮柊二のポスターが貼られていたことがあって、その関係を訊いたら、お母さんの旦那さん(つまりは院長先生)が実の弟さんとのこと。ご出身の新潟で宮柊二の特別展をすることになって、それで頼まれてポスターを貼っていると仰っていた。

「しばらくお待ちいただくって、どれくらい待ちますか」「ちょっと先生に聞いてきます」奥さんは蜻蛉返りですっと戻り、先生は急患の治療を一時中断して私の方に回ってくれるという。こちらは急を要する治療でもないのに、何だったら別の日に出直してもいいと思いかけていたのに、何だか申し訳ない気持ちになった。

前に勤めていた職場の子から、そろそろねぶたを作る準備にとりかかりたいが、具体的にどうすればいいか分からないので教えて欲しいとの連絡を受けて、のこのこ出かけて行った。作りたいものは決まっていたようで、これ、と言って携帯の画像で見せてくれたのは歌舞伎の連獅子。まずは下絵を描くところから始め、その下絵を描いた人がリーダーとなってその後の作業を進めていくことを伝える。来月29日からパーツを作っていくというので、最初だけ少しアドバイスしようと、私もこの日を予定に入れておくことにした。

夕方、某団体の歓送迎会に参加。食事前の例のおまじないが服薬だけになったのが何より嬉しい。懐かしい人と会えてなお嬉しい。鍋の湯気懐かしき顔集めをり(あ)

f:id:jijiro:20130628192018j:plain