いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

健全な電車

今日、今年度4月からお世話になっている職場の歓送迎会があった。この3月で私と同じ勧奨退職された方、4月から再任用勤務されている方という順に、自己紹介を兼ねて近況を語っていく。ビールをちびちび呑りながら耳を傾けていると、御二方ともこれまで面識はなかったと思っていたけれど、何処かでお会いしことがあるような気がだんだんしてきた。私が以前いた職場とか、私の知っている元同僚とかの名がぽんぽん飛び出してくるのだ。で、訊いてみたら、最初に話をされた方が平塚の家族アパートに住んでいたことがあり、階段は違うけれど、私が住んでいた時期と一年ばかり重なっていたことが分かった。次に話された方は、私が去った職場に入れ違いで来られた方だった。こうして解れかかった糸が、改めて結び直されることもあるんですねえ。

歓送迎会を終えた足で伊豆へ移動。夜の移動は初めてで、予め最終電車の時刻は確認してあったものの、電車の乗り越しが心配だった。いい気分で電車に乗ると、大抵は居眠りをしてしまい、遠くの駅まで持っていかれるのだ。これまで何度痛い目に遭ったことか。辻堂から沼津までの東海道線各駅で、お世話にならなかった駅はない、ってなもんです。ところが、今日は居眠りしなかった。強力な睡魔に襲われそうな丹那トンネルも潜り抜けた。大して意識していなかったけど、寝過ごしたらまずいという緊張感が眠気防止になっていたのかもしれない。三島駅で修善寺行き最終1本前の電車に乗る。座席はボックスも含めて適度に埋まり、車両によってはドアの付近に立っている人もいた。時刻は23時ちょっと前。意外に利用客が多いという印象だ。更に意外だったのは、居眠りしている人が(私も含めて)一人もいなかったこと。この電車、健全過ぎます。健全に野越え山越え谷越えて(あ)

flash画は寺山修司。歓送迎会の自己紹介で、私の青春時代と津軽の訛りと絡めて少しばかり触れました。

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