いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

50分☓2歩いた

夕方、引地川沿いの遊歩道を海まで歩く。早歩きを意識した。ウォーキングの方法にもいろいろあるらしく、その道の講師による講演会が行われたり、専門の雑誌が発行されたりもしている。地元のタウン紙の初夏号にも、「初心者向けウオーキングのススメ」と題して特集が組まれていた。顔を真っ直ぐ上げ顎を引き10〜15m先を見る。背筋をぴんと伸ばし、つま先で地面を蹴り、しっかりかかとから着地を。見た目にも美しく無理のない姿勢で自然に流れるように歩く。ふむ、ふむ、そういう歩き方をすれば良いのだね。「見た目にも美しく」ってのは、この記事、完璧に読者を女性に絞っていますね。見られているという意識で歩けってことかい? そいつはアラカンにゃ無理だわ。とりあえず、アドバイスを意識して、「背筋をぴんと伸ばし、つま先で地面を蹴り、しっかりかかとから着地を」実行しました。すると、何だか腕も自然と大きく振って歩くようになるから不思議。腕を大きく振ると歩幅も大きくなる。自然に早足となって、犬の散歩のおじさん、おばさんを颯爽と追い抜く。全身に受ける風が爽やかで気持ちいい。後ろからきたジョギング姉さんに颯爽と追い抜かれる。でも気持ちいい。太平橋辺りで股関節がぎしぎし言い出したが、構わず海に向かって歩く。歩くこと50分、夕映えの鵠沼海岸に到着。134号線の「海のちか道」(この名称、地下道の意なのか近道のそれなのか、それとも両方の意の掛詞なのか)を潜った出口のところで、江ノ島に向かってカメラを構えている人がいた。三脚を立てて腕組みをしている。島が夕陽に染まる瞬間を待っているのだろうか。私もポケットからiPodを取り出し、斜光を浴びた江ノ島に、恋に疲れた波打ち際の女性を入れて、パシャ! なぜわかる恋に疲れた身の仕草(あ)

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