いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

カエルの声

藤沢のマンション横の田圃に水が張られた。程なく今年も田植えの季節を迎える。せっかく捕まえたカエルの入ったバケツを、孫が勢いよく蹴飛ばしてすべて逃がしてしまったのは何年前のことだったろう。その孫も今年小学1年生。口も達者になり、随分生意気なことを言うようにもなった。

伊豆の家の庭にカエルの鳴き声を聞くようになった。朝は鶯の声で目覚め、夕方はカエルの声を聞きながらぐびっと呑る。なんと至福な人生なんだろう。かつてのオリンピック選手が言っていたけれど、これまで生きてきた中で一番幸せです。かの選手は弱冠15歳で公の前でそれを言ってしまった。だからその後の人生、その言葉が纏わりついて、さぞかし窮屈な思いをしたのではないかな。あれは還暦を越えて定年退職するまで大事に仕舞っておくべき言葉でした。

さて、庭で鳴くカエルのことだが、カエルといえば水田とか沼池に棲息するとばかり思っていたが、どうやらそうでもないらしい。昼、庭いじりをしていると、草叢からひょこっと青蛙が顔を覗かせることがある。3、4cmくらいの大きさ。ネットで調べたら、庭のカエルはニホンアマガエルらしい。なるほど、こいつが毎夕合唱を奏でる演奏者なんだな。青ざめた蛙の声が震えてる(あ)

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