いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

珈琲の苗濡れ縁に夏至の夕(あ)

【写真】コーヒーの苗。 再び、コーヒーの苗をいただいた。仕事の帰り、いつもの床屋で散髪した。店には葉加瀬太郎似の息子さんがひとりいた。息子さんとサッカー談義をし(小野伸二が沼津出身、高原直泰は三島出身だと知っていた、もちろん内田篤人が函南出…

花南天枝を剪る手のためらはる(あ)

【写真】ナンテン(南天)の花。 庭の梅の木の下には、横に這う梅の枝を脅かさない程度の高さに馬酔木、ツツジ(花車)が植えられている。そしてもう一つ、これまで花を見たことのない低木があって、はてこれは何だろうとずっと思っていた。それが今日、白い…

雨雫まで青青と夏蜜柑(あ)

朝から雨、雨、雨。梅雨らしい一日です。雨の日は湯屋へ行かず内風呂で済ませる。あやめ湯へ通っていた頃は職場がすぐ近くだったこともあって、雨でも帰りに寄っていたが、今は職場が大仁になり、次第にあやめ湯から足が遠のくようになった。足が遠のくよう…

緑蔭にいたずら小僧膝小僧(あ)

サッカーW杯日本代表の初戦である対コロンビア戦をテレビ観戦。待ちに待ったこの一戦、昼に学校で子どもたちにも、いい試合になるから絶対見ろよと言っておいたが、その通りの魂のこもったいい試合でした。俺、サッカーなんて興味ないもんと言っていた奴ら、…

凌霄の花や平安姫御前(あ)

今の仕事を3月で終えれば、その後は無収入の年金頼み生活になる。蓄えがあればそれを取り崩して生活費にも充てられようが、そんな財は端からないのだからどうにもならない。こうなる前からもっとコツコツ財を蓄えておくべきだったと後悔したところで、今更ど…

天牛や戦国武将の槍かざし(あ)

【写真】ゴマダラカミキリムシ。 ミニ菜園にミニトマトの苗を植えたのはGW前。土の改良もせずにそのまま植えたため、果たして連作障害を起こしてしまい、今年のミニトマトは全滅。だから今年は買って食います。それでも1本だけ、茎は細いがなんとか成長しよ…

訪ひは恋かもしれぬ君子蘭(あ)

【写真】アガパンサス(紫君子蘭)。 洗濯機が回っている間に、無人販売のミニトマトを買いに管理事務所まで坂を下りる。その途中の道端(お屋敷の庭)にこの花が咲いていた。この花の写真が載るのは二度目。最初はちょうど一年前の6月17日の記事に載った。…

もう四年待てと葡萄の葉の戦ぐ(あ)

今日の音楽の授業で「Cantare〜歌よ大地に響け〜」を合唱した。この合唱曲は、昨年の学校祭のフィナーレに全校生徒が歌い、その素晴らしい歌声に心震えたものである。その歌を今年の学校祭(今年の学校祭文化の部は合唱コンクールだけになった)でも全校合唱…

水筒を空に野良の子梅雨晴間(あ)

今日は1、2校時連続で畑作業を行なった。予定では作業の時間は6校時だったが、朝の会の後に教室に顔を出したら、そういう話になっていた。一昨日、担任不在による時間割変更で木曜の体育と英語が火曜に移り、今日は1校時から6校時まで、担任の先生の裁量で授…

叱られし子にお帰りと合歓の花(あ)

インターネットを始めた時からずっと購読しているメルマガに「日刊中高MM」がある。鹿児島から発信している寄稿中心の教育実践のメルマガで、私も現役時代にそこから多少のヒントをいただいたりしていた。そのメルマガに「子育てのヒント」という記事が寄稿…

立葵下校児童のつと出でて(あ)

今日は担任の先生が通院で一日お休み。それで、1校時から帰りの会までずっと担任の代わりをした。担任が不在の場合、本来なら常勤の先生が教室に来ることになっているが、今日は5校時の英語の自習時間に3年生の先生が来てくれただけで、あとは全て私一人だっ…

枝剪つて空広ごるや梅雨の庭(あ)

一二三荘の帰りにいつもの精肉店に寄ったら、見覚えのある女の子とそのお母さんが店に入って来た。去年、学童で世話をした女の子である。知らぬふりをしようとしたら、女の子が私に気づいた。その様子を見てお母さんが気づいた。「あら、先生?」女の子の名…

李食むおちょぼの口に汁弾け(あ)

昨日バッサリ切り落とした枇杷の枝を、今日は雨が降る前に、もう少し細かく切り落としておくことにした。枝切りノコギリの刃をヤスリで研いで作業にかかる。順調に葉のついた枝を切り落としていき、そろそろ一休みしようと思った矢先、枝を握り持っていた左…

向日葵の丈まで脚を逆上がり(あ)

小田原から孫が遊びに来た。洗濯を終え、パソコンでYouTubeを見ていたら、カミさんから電話が入った。iPhoneに電話が入るとパソコンが教えてくれる。マイクを接続してあれば、パソコンでそのまま通話できるらしいが、私はマイクを接続していないのでiPhoneで…

梅雨闇にエキゾチックの花咲けり(あ)

職員室の私の席の後ろにコピー機がある。昼休み、用があって職員室に戻ると、音楽のビッグマム先生がコピーを取りに来たついでに私に話しかけてきた。「(特支学級の)◯◯君が、今日の音楽、楽しかったよと言ってくれて嬉しかった」と。なぜそんなことをわざわ…

書写の子に朱き手本や梅雨晴間(あ)

【写真】今日の書写のお手本。 大きな紙に「雨ニモマケズ」を書いた後は、「温故知新」を楷書で書き、今日は行書で書いた。子どもたちは楷書の方が書きやすいと口々に言うが、私は行書の方が書きやすい。一学期は作品を外に出す機会がないから、今はひたすら…

マッチ棒ロケット飛ばし梅雨に入る(あ)

【写真】マッチ棒ロケット。 理科の授業でマッチ棒ロケットを飛ばす実験をした。マッチ棒2本をアルミホイルで束ね、ゼムクリップを発射台にして、アルミホイルの部分をチャッカマンで熱する。とても簡単な仕組みだが、これだけで4、5m飛ぶ。室内だと煙探知機…

過ぐる日をいよよ濃くして山法師(あ)

【写真】ロータリー脇のヤマボウシ(山法師)。 ヤマボウシの生垣の左が部室棟で、右の煉瓦敷がロータリー。奥に雲から頭を突き出した夏富士が見える。富士山が奥に見えるということは、手前の、朝日の差している側が南になる。校舎は教室の窓を南に向けて建…

実梅あり今日もいだのと宿女将(あ)

【写真】今シーズン最後の梅の実。 2kgあります。一二三荘の帰りに買って来た8L瓶にこれを漬けて「じぃじ水」を作ります。そうだ、最後だから、これに庭の梅の実も混ぜよう。もいで来ます。……4個しかありませんでした。これだけしか生らないのは、たぶん剪定…

教へ子のあの子この子と鮎の飯(あ)

【写真】34年前の学級日誌。 和室の押し入れを整理していたら、思いもよらぬお宝が出てきた。私が初めて担任をした学年の3年の時の学級日誌である。しばらく片付けの手を休めて学級日誌をペラペラめくってみた。すると、当時の教室の風景がたちまち蘇ってき…

教へ子に枇杷喰はせたし木に登る(あ)

洗濯物を干していたら、玄関に人の気配がした。出ると、例のいたずら小僧二人組である。昨日、学校で帰り際に、「明日(遊びに)行くよ」と言ってきた。12時半に囲碁に行くから(来てもいないよ)と断ったが、「じゃあ、その前に行くよ」と、どうしたって行…

石段にさつきの這へば踏み残す(あ)

夏本番を控えて、庭はいよいよ緑を濃くしている。ムクゲは隣家の玄関を見えなくするほどに葉が茂り、サルスベリもムクゲの枝に絡まるところまで緑を伸ばしている。梅の枝はぼうぼうに伸びるに任せ、5年前に植えたプラムの苗は、今や隣の枇杷の丈を超えるまで…

枇杷の実や曇れる空の気をまとう(あ)

体育の授業では、今、バレーボールをやっている。子どもたちと一緒にオーバーハンドパス、アンダーハンドパス、サーブ、スパイクなんてやってる。かつて、茅ヶ崎の高校に勤めていた頃に男子バレーボール部の顧問を任されたことがあった。その頃のことを思い…

医者帰り蛍袋のふくらかに(あ)

大場の病院で定期検診。血糖値、血圧、体重はほぼ標準値だが、HbA1cがまだ高め。体重は二ヶ月ほど前の最高値に比べて3kgばかり減ったが、HbA1cの方は前回より0.3ポイント減っただけ。できればもう0.5ポイントは下げたいところだ。でも、体重を減らすために意…

ある限りあらん蜂の子うごめけり(あ)

【写真】蜂の子。 1校時の畑作りを終えて、さて教室に戻ろうかと道具を片付けていると、「先生、蜂の巣があったよ」とある子が報告してきた。担任の先生が駆け寄って見ると、それは出来立てほやほやの小さなアシナガバチの巣だった。見つけた子は、テニスコ…

紫陽花の隣家の垣を脅かす(あ)

【写真】庭の紫陽花。 小ぶりだが、今年も色づき始めた。一昨年、ここの紫陽花は一花も咲かなかった。その前の年に剪定方法と時期を間違えたからである。それが昨年、数はそれほど多くはないが、ぽつぽつ咲いて復活した。そして今年はこの通り、見事にまとめ…

蟻の道曲げて万年草咲けり(あ)

今日、洗濯物を干した後、草取りでもしようかと庭を眺めたら、玄関先にかわいい花が咲いていた。初めて見る花である。これを雑草としてむしり取るのは忍びない、と思ったら、草取りをする気が急になえてしまった。家に入ってメールに目を通していたら、Yahoo…

留守家にぬつと泰山木の花(あ)

「カメさんデー」というのがある。よく利用するスーパーで、毎月6のつく日(6日、16日、26日)をそう呼ぶ。65歳以上の人がこの日に買い物をすると1割引になる。今日、一二三荘の帰りに寄ったら店内放送で「今日はカメさんデー」だと案内していた。そういう日…

白シャツの子らの笑みしてパン焼ける(あ)

1、2校時を使っての畑作業。これから夏場に向けて、だんだん畑作業がきつくなる。畑にはまだ何も植えていない。夏野菜を植える時期はとうに過ぎたが、畑は何かを植える状況にはまだなってない。開墾中である。この開墾、いつまで続くのか見通しが立たない。…

夏空へ雲嫋嫋とらくがきす(あ)

【写真】教室のベランダから見上げる空。 朝方の雨も止み、青空が広がって吹く風も爽やかです。ああ、快なるかな。 【絵日記】夏目漱石(No.27) 「鉛筆」ツールだけで描いた。背景をどうしようか迷って、顔の輪郭を際立たせようと真っ黒く塗りつぶすことに…