『吉野弘詩集』に「酒痴」という詩を見つけた。一日の終り独り酒の顛末を最後まで鄭重に味わう酒痴殆ど空になった徳利を、恭しく逆さにして縁からしたたるものを盃に、しかと受けとる初めに、二、三滴、素速く、したたりやがて間遠になり少し置いて、ポトリ…
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