いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

行く夏や松島影の濃き淡き(あ)

夏の呑兵衛旅行1日目。このところ朝の起床が5時を過ぎることが多くなり、今日の呑兵衛旅行の集合に遅れたら洒落にならないと、久しぶりにアラームに頼った。アラームは4時にセットした。が、目が覚めたのは4時前。結果的にアラームが鳴る前に起きられたが、…

口開き精悍のまま鮎焼かる(あ)

【写真】鮎の塩焼き。昨日、一二三荘の湯の帰りに寄ったスーパーで見かけた鮎。養殖物だけど、半額というシールに惹かれて買った。140円。無性に食いたかったわけではないが、鮎なんてしばらく食ってないし、夏の終わりの節目に一つ食ってみようという気にな…

栗の毬割れて谷底見下ろせり(あ)

今回の呑兵衛旅行に持って行こうとしていた水筆がダメになっていたことに気づいた。で、大仁の本屋まで買いに行く。この店は278円弁当を販売する米店の向かいにあり、フロアの半分が書籍で、もう半分が文房具売り場になっている。「HonyaClub」の店舗詳細の…

葉裏濃き残暑見舞の水墨画(あ)

今日は恒例夏の呑兵衛旅行の結団式で藤沢へ出かける。結団式とは大仰だが、何のことはない、呑みながら旅行プランの確認をするだけのこと。今年71歳になる団長がメールのタイトルに使っているから結団式と言っている。三島で乗り換えたJR線上り熱海行きはか…

木を伝ひより高みへと青糸瓜(あ)

午後勤務。今日も2年の男の子二人に模写を頼まれる。私にとっても模写は絵の勉強になるから「よしきた」と安請け合いするが、二人が競うようにして同じ絵を注文するので、私は同じ絵を2枚模写することになる。1枚描けば大体の感触はつかめるから、2枚目は大…

冬瓜を真つ二つして独りなり(あ)

今日、市の教育課長が私に、9月からの新しい仕事の話を持ってきてくれた。課長は、実は昨日も職場に顔を出している。私が自由時間に子どもたちと遊んでいると(それが仕事)、私の隣にひょっこり現れて、忙しそうだからまた明日の午前中に来ますとだけ言って帰…

乗越の電車恨めし残暑かな(あ)

昨夜はとうとう沼津まで行ってしまった。やらかしました。平塚の「海楽人」での呑み会の帰り、熱海行きの快速アクティーに乗り、後から来る沼津行きに乗ろうとしたら、熱海止まりの電車内でうとっとしたらしく、熱海駅ホームに入ってきた電車に反射的に飛び…

手を握り合ふ三代の夏祭(あ)

今日は茅ヶ崎の歯医者へ行く日。そのあと平塚の「海楽人」で呑む日。家を出る時にパラパラ降っていた雨は傘をささずに済む程度だったが、狩野川の土手から伊豆長岡駅への道へ下るあたりで降りが少し強まった。50メートルほど前を歩く高校生風のカップルが傘…

青林檎投げ合ふ友の家も消え(あ)

【写真】近所の庭のリンゴの木。水晶苑から帰って近所を散歩していたら、リンゴの木を見つけた。手入れされているふうには見えず、ずっと放置している感じである。気づいたのは、下の道路の端に実が2個並んでいて、落ちた時にできた傷口にアリが群がっていた…

雀蜂怒り残して息絶える(あ)

水墨画を描いていたら、前の道路から男の子の声が聞こえてきた。「あっ、スズメバチの巣がある。ここの家の人に知らせよう」ここの家って、もしかして私の家のこと? えっ? スズメバチの巣なんてあったっけ、隣の家のことかなあと思っていたら、男の子二人…

孫去ぬる公園に咲く鳳仙花(あ)

先日、「自宅で教える言葉の森の作文」というのがあることを、購読しているメルマガで知った。早速資料を取り寄せると、講師資格通信講座を受講し、指定の試験問題に合格すると自宅で作文教室を開けるという。これは「森林プロジェクト」といって、横浜市港…

汗拭う仲間と同じシャツの色(あ)

昨晩は呑兵衛ランナーごいさんとそのラン仲間と大いに飲み語り、気づけば夜中の2時になっていた。こんな未明まで飲んだのは何年ぶりだろう。今朝の目覚めは午前8時。そんなに飲んだ気はしないがやや頭が重い。「氷結」に「いいちこ」を混ぜて呑んでいたから…

天ぷらに縮み秋刀魚の味弾け(あ)

午前勤務。今日は学校プールの開放日で、学校は午前と午後の二回プールを開放するが、学童が利用するのはそのうちの午前の部だけ。以前はプールの監視員も学童の職員が担当していたと聞いたが、学童保育の支援だけでも大変なのに、プールの監視もしなくては…

そを向きてよそよそしかり庭の百合(あ)

今日はトイレ掃除当番。台風5号の影響で臨時に休んだ8/7(月)のトイレ掃除当番が、今日出勤してシフト表を確かめたらしっかり復活していた。別にトイレ掃除が嫌だというわけではない。逆に、臨時の日々雇用の私を、特別扱いせずにトイレ当番の頭数に入れて…

雨に散りいよよ色増す百日紅(あ)

青森の実兄に供物を送る。青森の実家は取り壊されて既になく、先祖代々の墓守は8歳年上の実兄が担っている。実家を解体する時に仏壇を市街地に住む実兄の家に移し、後の世話を全て実兄夫婦に任せて私は伊豆へ移住を決めた。先祖の墓参りは、高校のクラス会で…

脚開き尽くして蜘蛛は壁飾り(あ)

今日は午後勤務、の予定が急遽休みになった。昼12時半になり、まさに家を出ようかと思ったその時、職場から電話が入った。リーダーからである。「台風5号の接近で大雨警報が出ていて、今はそうでもないけど、これから雨が益ます激しくなるということだし、そ…

面影は年々淡く花芙蓉(あ)

【写真】芙蓉。家から急坂を下りきった五叉路に昔ながらの赤い郵便ポストがある。そのポストの左脇に白いムクゲ、右脇に芙蓉が咲いている(ムクゲと芙蓉は花の形が似ている)。もともとここは旧下田街道の一本道が通っているだけで、後から駿豆線の踏切を渡…

神輿子に氷菓配れる角の家(あ)

ブログは基本的に毎日書く。毎日書くから日記みたいなものだが、読者は私以外にネットの向こうに複数いることを意識して書いているから、そういう点では私的日記とはちょっと違うと思っている。習慣とは恐ろしいもので、毎日書いていると、孫の世話などで書…

花火の間継いで出湯の夜景かな(あ)

学童保育の手伝いをして2週間が過ぎた。一緒に遊んでいて去年と違うと思ったのは、本将棋を指す子が多くなったということである。去年は「先生、将棋やろ?」といえば「回り将棋」のことだったが、今年は「本将棋」の意に格上げされた。だから普通に将棋とい…

西日濃く沁みて病院ヘリポート(あ)

【写真】返照の順天堂病院。正式名称は「順天堂大学医学部附属静岡病院」。屋上にドクターヘリポートがあり、静岡県東部の基幹病院と位置付けられる。私が神奈川県に勤めている時に糖尿病で教育入院し、いずれ伊豆に住むことになるのだったら継続治療はここ…

西瓜食ふ縄文人の血の確か(あ)

【写真】スイカ割りの孫。孫娘がスイカにじいじの顔を描くんだと言ってマジックで私の顔を描いた。孫娘はともかく絵が好きで、インスピレーションが湧けばどこにだって絵を描く。スイカは下のコンビニで買ってきた。コンビニには地元のとれたての野菜が毎日…

砂浜の絵の紛れなき孫の夏(あ)

一人で孫二人の面倒を見る。カミさんは午前10時過ぎに家を出て職場に向かった。明日は休みが取れたので、仕事が終わったら横須賀へ帰らずに伊豆に戻って来るという。戻るのは夜の9時過ぎになるだろうとのこと。さて、それまで孫と何をして過ごそうか。前もっ…

ビール酌み天真爛漫泡溢る(あ)

午前勤務から帰ってすぐに孫を市営プールに連れて行く。ここのプールは流れるプールがあって市民にも人気だ。利用客層は圧倒的に小学生同士が多く、その中に私のような孫連れのおじいちゃんふうもちらほら混ざる。どこの家も孫を連れ出すのはおじいちゃんの…

夕凪やステンドグラスの紫の(あ)

午後1時過ぎ、孫がやって来た。和室で水墨画に苦戦していると、車からカミさんの声が聞こえ、孫たちの降りる気配がした。孫たちは、じきに「じいじ、来たよ」と玄関から元気に入って来ると思ったら、私の見ている前を忍者のごとく小走りで通り過ぎた。お兄ち…

老い独り安弁当の我鬼忌かな(あ)

【写真】278円の弁当。水晶苑へ行く途中の大仁商店街に石井米店という小さなスーパーがある。米店というから昔はお米屋さんだったのだろう。そこの手作り弁当が、なんと今どき278円(消費税込みで300円)で売っている。今までいろんな弁当を食ってきたが、こ…

夏休み児と手作りのキーホルダー(あ)

午後1時過ぎ、学童保育を出て市役所へ行く。行って、東京に住む次男から至急送ってくれと昨日連絡があった戸籍抄本を交付してもらう。本人確認のできるものを出してくれと言われ、作ったばかりのマイナンバーカードを見せたら、これがあればコンビニでも受け…

先生とまだ呼ばれてる土用次郎(あ)

【写真】学童保育前の花壇。右側の小学校校舎には足場がかけられ、只今外装修繕中。米朝氏の話だと、この工事の一部を、あやめ湯で知り合ったスキンヘッド氏の息子さんが請け負っていて、スキンヘッド氏本人もよく顔を出すのだとか。米朝氏はスキンヘッド氏…

笛太鼓軽やかに待つ宵祭(あ)

【写真】夏祭りを待つ地区の公民館。去年は祭りの前売り券がなくて、せっかく孫たちが遊びに来ていたのに、自販機のジュースしか買ってやれなかった。その反省を踏まえ、今年は「焼き鳥」の前売り券を5枚買っておいた。1枚5本で300円。これにはもちろん私の…

晩年の趣味の絵ならん百日紅(あ)

仕事2日目は午前勤務。午前勤務の場合は弁当を作らないといけない。弁当のおかずはエビフライ、かき揚げ、ナス味噌の3品。これ、全部カミさんが作っていったもの。これに庭のミニトマトを入れようと思っていたら、出勤前のバタバタで入れるのを忘れた。だか…

褌の尻火照り伊豆夏祭(あ)

午前10時半、「じゃあ、あたし行くから。日曜に子どもたち(孫)を連れて来るから」と言ってカミさんは車で仕事場に向かった。カミさんは30日(日)と31日(月)は休みが取れたが、8月1日(火)は休めないと言う。それで、この日一日孫の面倒を見るために私…

地の幸は譬へば気まぐれ茄子の籠(あ)

昨日、小田原で孫の世話をした後、夜、カミさんの運転で伊豆に戻ってきた。私の立場から言えば「戻ってきた」だが、カミさんの感覚だと「伊豆へ来た」となる。私はすでに伊豆の人だが、カミさんは住所を伊豆に登録してもまだまだその気になれないといった感…

水風船放り幼子虹描く(あ)

【写真】ヒメイワダレソウ(姫岩垂草)今日は孫の世話で小田原に呼び出される。孫の家に着くと、孫は兄妹で仲良く水風船で遊んでいた。水風船とは皮の薄いヨーヨーのようなもので、それに水道の蛇口から水を入れて膨らませ、地面に叩きつけて破裂させるので…

閑さをひと時と決め蝉の声(あ)

【写真】ニイニイゼミとアブラゼミ。朝、ごみ収集所に行く途中で、路面に蝉がひっくり返っていた。近寄って見ると、これがニイニイゼミ。足をもごもご動かしている。あまりの暑さに頭がくらくらして幹から落っこちたか。自力で体勢を立て直そうともがいてい…

蜩やチケットの顔今昔(あ)

【写真】ゴルフの招待券。囲碁を終えて、水晶苑の玄関先でバイクのヘルメットをかぶろうとしたら、中からアマデウス3時半氏が出て来るのが見えた。自動ドアから出てきた3時半氏が私を認めて、手に持ったチケットを私に見せた。ゴルフの招待券である。手に入…

鉢植の葉にたつぷりと蝉時雨(あ)

【写真】コーヒーの苗。去年の11月16日に床屋さんからもらってきたコーヒーの苗が健やかに育っている。冬場は室内の窓辺に置いていたが、暖かくなってから日が差す濡れ縁に場所を移動した。もらってきたときはひょろひょろ弱々しかった苗も、今では枝を分け…

初恋はとわとこしなえ山の百合(あ)

昼、市の学校教育課に書類を提出する。その足で隣の市役所へ行ってバイクのプレートを藤沢市から伊豆の国市のに替える。これで施設の駐輪場に駐めても余所者扱いされずに済むと思うと、それだけでなんとなく気が楽になる。それにしても、市役所では50ccバイ…

炎天や近道知れる朱き花(あ)

庭の梅の枝がむさ苦しい。この日月の連休で剪定しようと思っていたが、連日34℃の酷暑では全くやる気が起きない。もう少し涼しくなる日を待ってと思うが、これから先、涼しくなる日があるのだろうかと思うくらいの連日の酷暑である。だから、今年の梅の剪定は…

初恋の人北国の姫林檎(あ)

【写真】姫リンゴ。家からの急坂を下りきったところに1本だけ植わってある。姫リンゴを庭に欲しいと一時期思ったこともあったが、もうこれ以上庭に果樹は増やせないと断念した経緯がある。でも、あの実、一度でいいからがぶりと丸かじりしたいなあ。2本ある…

炎暑にも負けじと湯気の饅頭屋(あ)

昨日は茅ヶ崎で今日は平塚。月例の平塚「海楽人」呑み会の代わりに、今月は平塚住人宅で碁を打つ会になった。「海楽人」呑み会のメンバーがたまたま4人とも碁を打つ人で、せっかくだから碁でも打ちませんかという話は以前から出ていた。それが今回ようやく実…

情熱は秘めずともよし瑠璃茉莉(あ)

午後2時に歯医者に予約してあった。茅ヶ崎の歯医者には2ヶ月に一度の割合で通う。通い始めてかれこれ30年になる。ここ2、3年は予約を大抵月末の金曜に入れて、歯医者の後は茅ヶ崎から平塚まで海岸の道を歩いて、月例の平塚呑み会「海楽人」へ向かうのがお決…

驟雨去りポンチョ抜け殻青い空(あ)

【写真】雨上がりの伊豆の空。水晶苑を出る時にパラパラと降り出した雨はたちまち本降りとなり、晩酌のつまみを買いに立ち寄ったスーパーを出るまでずっと降っていた。ハーフパンツにクロックスサンダルを履き、上にポンチョを被っていたから服は濡れずに済…

曲がり茄子水たんと飲めたんと飲め(あ)

【写真】ミニ菜園のナス。接木苗のナスなのに、実はこの一つしか生らない。果樹の下で日照がうまく確保できないのが原因だろうか。この夏は、ナスの天ぷらを嫌という程食べる予定でいたのに、これ1個じゃ無理ですね。【淡彩画】鹿(No.130)ポイントは「一本…

空色を少し押し開け花木槿(あ)

【写真】庭のムクゲ。先月、アプローチに覆いかぶさっていた大きな枝を、お隣の玄関から和室が丸見えにならない程度にバサッと切った。おかげで少しばかり空が広くなった。【淡彩画】牛や羊(No.129)ポイントは「なんとなく丸みをつけて描きがちだが、背中…

炎昼に友の忘れし本を繰る(あ)

【写真】熊本のやつが忘れていった本。土曜に行われた大学の体連幹事会の呑み会に熊本のやつが持参した本。自分も執筆しているので紹介すると言ってバッグから取り出し、どうせお前らは買って読まないだろうと言いながら呑み仲間に回したのだが、その本が家…

孫の夏じいじは伊豆の客となる(あ)

昨夜は、大学の体連幹事会の星祭(呑み会)だった。東京からの帰りは、東京駅から新幹線で三島へ、三島から駿豆線に乗り換え田京駅で降りたのが午後11時前、そこからタクシーに乗ろうとしたら、タクシーが1台もいない。乗り場のベンチに先客がいて、その隣に…

学友のまだ矍鑠と蓮の花(あ)

今日は大学の体育連合会同期幹事会の呑み会。毎年、七夕のこの時期の土曜に行われてきた。酒席の幹事は8人の持ち回りで、私の番だった3年前には伊豆まで来てもらい、一泊しながらたっぷり久闊を叙した。一泊するようになったのは伊豆の私の家でやったのが最…

瓶に桔梗華やぎて老男女談(あ)

【写真】酒瓶の桔梗(キキョウ)水晶苑のラウンジの冷蔵庫脇にある。おしゃれな花瓶ではなく、四合瓶に挿してあるのがなんとも飾り気がなくていい。ひと月前はここにグミの枝が挿してあって、湯上がりにその実を摘んだご縁で木造出身の方と知り合いになった…

朝顔や朝な夕なの色匂ふ(あ)

【写真】朝のアサガオと夕方のアサガオ。同じアサガオの花の色が朝と夕方とでは違うことに気づいた。小学生の孫に、そんなの常識だよじいじと言われそうだが、こういうことはアサガオの観察を課される小学生の方が詳しい。でも、なぜ花の色が変わるのだろう…

ミニトマト芽掻くおよびの青臭き(あ)

【写真】色づいたミニトマト。ミニ菜園横のプランターに植えたミニトマトが色づき始めました。先が支柱を超えたので8本全てを芯止めした。さて、これを孫に捥がせたいのだが、孫はいつ来ることやら。【淡彩画】動物園で描く(No.123)ポイントは「動いている…

向日葵の刈られまいとて団結す(あ)

【写真】コンビニへ行く手前の畑。ヒマワリの横に小型トラクターがあり、奥にトウモロコシ畑が見える。周辺の雰囲気からして、この畑は元は水田だったようだ。去年まで、麦わら帽子のカールおじさんのような人が黒いスイカを育てていたが、今年はスイカをや…