いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

風船の犬膨らんで北塞ぐ(あ)

水墨画の模写が一段落して、さて次は何を描こうか迷っている。引き続き水墨画を描くか、それともまた淡彩画に戻るか。
水墨画に彩色するという手もあるが、それをするのに適当な手本を見つけられないでいる。どうせ彩色するのだったら再び淡彩画に戻る道もあり、淡彩画(水彩画)なら手本はたくさんあるので、それらで独学を再開することはできる。
で、要するにお前は何をやりたいのだと、このブログを書きながら自分に問うてみる。すると、「風景画をうまく描けるようになりたい」との自答が浮かび出る。
描きたいモチーフは定まっているが、それを水墨画として描くのか、淡彩画として描くのか、描き方としてどっちが自分に合っているかが定まらない。それで迷っている。
油絵はあり得ない。描くなら水墨画か淡彩画かの二者択一になる。鉛筆画という手法にも魅力を感じたりもするが、あれもこれもと手を染めるとどっちつかずの中途半端に終わりそうな気がして、今は選択肢から外している。あくまでも水墨画か淡彩画か、だ。
この夏、淡彩画から水墨画に変えてみたのは、水墨画で学んだ技術を淡彩画にも応用できないかと考えたからだ。それでしばらく水墨画に取り組んでみて、ああやっぱり水墨画と淡彩画は描き方が基本的に違うんだな、水墨画水墨画でしか描けない世界があり、淡彩画は淡彩画でしか描けない世界があるんだと感じ出していた。
ここまで考えて、そもそも老後は絵を描くことを趣味として暮らしたいと思うようになったきっかけは、市の図書館でトレバー・チェンバレン(英)の水彩画集を目にしたことにあったと気づいた。そうだ、あの時は、絵を描くならこういう絵を描きたいと思ったのだった。
その気持ちを確かめるために、もう一度図書館に行って、トレバー・チェンバレンの絵にじっくり向き合ってみよう。
とまあ、こういう結論に落ちるとは思わずブログを書き始め、考えながら書き進めているうちにこの結論にたどり着いた。これもまたブログの効用。ブログを書いているとだんだん頭の混沌が整理できてもくるのです。

【写真】クラスの子からもらったバルーンアート

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先週金曜の「ふれあいタイム」で作ったバルーンアートを、その日の帰りの会が終わってから1年の子が「これ、あげる」と言って私にくれた。「家に持って帰らないの? せっかく作ったんだから、家に持って帰ってお父さんお母さんに見せれば?」と言ったら、「いい」と言う。
その子の家は牧場を営んでいて、朝5時に起きて家の手伝いをしてから登校すると言っていた。家が学校から遠いので通学には路線バスを使う。路線バスといっても、ほぼスクールバスみたいなもので、運行は通学時間帯の限られた数本のみ。
このバスは小学生も利用する。この前、日本サイクルスポーツセンターのベロドロームで行われた「ジャパンパラサイクリングカップ2017」の公開練習を見に行った時、帰りの貸切バスで一緒になったクラスの子の家が山一つ向こうにあると聞いて(担任がクラスの子にそう説明していた)驚いたことがある。
スポーツセンター入口にある山里には、かつて小学校の分校があったが、少子化に伴って分校は廃校になり、そこの里の子たちは麓の小学校まで路線バスを使って通学することになった。そして、どのみち中学校は麓の町にしかないから中学生になっても同じバスを使って通学している。私にバルーンアートをくれたのも、毎日そのバスを使って通学する子である。その子がバルーンアートを持ち帰りたがらなかったのは、袋をぶら下げて帰りのバスに乗るのが嫌だったのかもしれない。

【温泉】あやめ湯。

【タイムラプス】12月11日(月)6:26〜7:48の伊豆長岡の空。20秒。

【歩数】4,168歩。

鮎飯を炊くや褞袍の宿女将(あ)

昨日の忘年会は、横浜駅20:31発沼津行きに乗るべく、二次会の途中で失礼した。
それで、めでたく沼津行きに乗れたのはいいが、伊豆長岡駅から乗ったタクシーの中にiPhoneを落としてしまった。
家に着いてiPhoneを充電しようとして、ポケットにしまったはずのiPhoneがないことに気づいた。買ったばかりのモバイルバッテリーと一緒のポケットに入れておいたが、タクシーを降りる時にiPhoneだけポロリと滑り落ちたようなのだ。それ以外に考えられない。
酔いがいっぺんに吹き飛んだ。iPhoneに電話をかけて在処を知ろうにも家に固定電話がないから手段がない。カミさんがいれば電話をかけてもらうこともできるが、いないからできない。
そうだ、iCloudに「iPhoneを探す」機能があったな。と、パソコンでiPhoneの在処を追跡すると、地図の韮山駅のところで青いマークが膨らんだりすぼまったりしている。画面を再読み込みしたら今度はあやめ湯の帰りによく寄るスーパー付近に青いマークが移動していた。これでiPhoneを落としたのはやはりタクシーだったとはっきり判った。
iPhoneが今どこにあるかは判った。が、それが私のiPhoneだとタクシーの人にどうやって連絡したらいいだろう。バイクでタクシーを追いかける? いや、まずはタクシー会社に連絡をしよう。待てよ、これまたどうやって連絡する?
駅のタクシー乗り場まで戻って、そこに停まっている同じタクシー会社の運転手に事情を話して連絡をつけてもらおう。それしかない。
ということで駅へ戻ったら、タクシー乗り場にはタクシーが一台もない。酔客らしい二人がベンチで、タクシーが来やがらねえと管を巻いている。さらにその横に別のタクシー待ちが並んでいる。こりゃタクシーのつかまるのがいつになるか判らん、でも待つしかないと腹をくくったところで、タクシー乗り場の看板に会社の電話番号を見つけた。これだ、ここに電話して会社からタクシーに連絡をつけてもらおう。
駅の公衆電話からタクシー会社に電話をかけ、事情を伝える。そうしたら、領収書を受け取ったかと訊かれた。それでどのタクシーに乗ったか特定できるという。しかし、領収書はもらってなかった。領収書をもらっておくべきだったと悔やんだ。みなさんもタクシーに乗った時は必ず領収書をもらうことを忘れないようにしましょう。もしもタクシーに何か置き忘れた時に迅速な対応ができます。
とりあえずタクシー内の忘れ物は管轄の営業所に届けることになっているからそちらへ行ってみてくれと言われ、場所を訊いたらちょうど最後に確認した青いマークがある場所を教えてくれた。例のスーパーの近くで見当はすぐについた。
それで早速そっちへ駆けつけたら、あった、私のiPhoneが届けられてあった。本当に本人のものかどうか電話をかけて確かめるから番号を教えてくれと言うので教えた。iPhoneの呼び出し音が鳴り、落としたiPhoneは、こうして1時間ほどで私の手元に戻って来た。いやあ、大事に至らずホッとしました。同時にiPhoneを失した時の危機回避をどうすべきかをちゃんと考えておく必要を痛感した。

【写真】鮎ごはん(300円)、伊豆牛ミックスメンチ(108円)、浮橋うどん(300円)。

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一二三荘に行ったら、いつも入浴料を置く小窓のところに「鮎ごはん」が3パックあった。
「これ、美味しそうですね」と言ったら、「今日作ってみました。よかったらどうぞ」と女将さん。
「鮎の開き」と「鮎の甘露煮」は冷凍したのをいつでも買えるが、「鮎ごはん」はその時の気分で作るらしい。温めないでそのまま晩酌と一緒に食ったが、鮎の味がたっぷり染み込んで冷めていても旨かった。
一二三荘から歩いて平井精肉店へ行ったら、ガラスケースにまだメンチが残っていた。が、純粋の伊豆牛メンチではなくミックス。ミックスでも伊豆牛は多少混ざっている。1個だけだと店の人に何この人、と思われるといけないから2個購入。1個も2個も、まあ大して変わらないが。醤油をちと垂らしてぱくついてみたら、これが病みつきになりそうな旨さ。いや、これは病みつきになります。血糖値の壁もこうなりゃあって無きが如しで、たちまち2個をペロリと平らげてしまいました。
「浮橋うどん」は揚げ物のガラスケースの下に、ついでに買ってってちょうだいというふうにザルに入っていた。平井精肉店は浮橋に牧場を持っていて、そのつながりで「浮橋うどん」を店に置いているのだろう。先日、浮橋のそばにありつけなかったので、では「うどん」を食してみましょうかと一束買ってきた。明日あたり、試しに茹でてみよう。

【温泉】一二三荘。

【タイムラプス】12月10日(日)7:01〜9:11の伊豆長岡の空。32秒。

【歩数】912歩。

ラーメンの昔ながらや年忘れ(あ)

今日は朝から滅法歩いた。

朝5時過ぎに家を出て田京駅に向かう。9時に茅ヶ崎の歯医者に行くのである。

まだ夜が明けない暗い坂道を下るのは久しぶりだ。かつて秦野まで一番電車で通勤した時のことが蘇る。

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電車の中でブログを下書きし、歯医者の前に茅ヶ崎駅北口のスタバでiPhoneを充電しながらブログをアップしようと考えていた。それでスタバに入り、コンセントのある窓側カウンターに席を確保する。ところが、充電ケーブルを差し込んでも充電が始まらない。おかしいなと思ってケーブルをよく見たら、ライトニングプラグの付け根がささくれて断線していた。

充電できない弱ったぞ。が、今のご時世、もしやコンビニに置いてあるかもしれないと思って歯医者へ行く途中のコンビニに寄ったら、おお、あるでないの。1,600円のオウルテック製のが。買うか、いや待てよパソコンショップならもっと多くの品数からいいのを選べるかもしれない。よし、歯医者が終わったら久々に湘南T-SITEにでも行ってみるか。

それで、茅ヶ崎の歯医者から藤沢の湘南T-SITEまで歩いた。わざわざ歩くことにしたのは、一昨日買ったばかりのトレッキングシューズに履き慣れてもおきたかったから。暖かい小春日を浴びながら歩くこと55分、湘南T-SITEに着いて早速アップル製品を扱う店に行くと各種ケーブルが、思ったほど多くはなかったが置いてあった。手に取ると、うっ、4,000円だって。そんなにするんだ。でもその辺が相場なのかも。

そう思いながら、次に東海道本線の踏切を渡ってノジマに回ってみた。そこで目にしたのがモバイルバッテリーだった。そうか、充電ケーブルよりモバイルバッテリーの方が、たぶんまた来年もやる呑兵衛夏旅行で活躍するかもしれないなと思い直し、充電ケーブルをやめてモバイルバッテリーを買うことにした。ノジマオリジナルで4,622円(税込)。4,000円の充電ケーブルになんぼかプラスした値段でモバイルバッテリーが手に入るんだったら、そっちの方がいいもんね。

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夕方5時から横浜で忘年会。それで藤沢から横浜までの電車移動中に、買ったばかりのモバイルバッテリーでiPhoneを充電したら、50%を切っていた残量が90%まで回復した。充電の速度が思いのほか速い。

忘年会に集まったのは最初に卒業生を出したクラスの6名と私。6名はバイクツーリングの仲良しグループで、ここ数年、毎年忘年会シーズンになると私を誘ってくれる。

私がこの前バイクをカブに変え、荷台に大きなボックスをくっつけたことを大変喜んでくれ、ぜひそれで日本一周温泉巡りをしろとけしかける恩師思いの連中である。そうかなるほど、来年一年の仕事を終えた暁には、カブにまたがってちんたら温泉巡りとシャレるのも一興だな。


【写真】藤沢「こぐま」の味噌ラーメン。

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「こぐま」のラーメンを食うのは本当に久しぶり。前に行ったのがいつだか思い出せず、過去のブログで検索したが該当記事は出てこなかった。

ということは「こぐま」に行ったのはブログを始める前になるか。ブログを始めたのは2013年4月1日からだから、前に行った時から少なくとも5年近く経っていることになる。そうか、そんなに行ってなかったんだ。

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ここのラーメン店のメニューに「牛乳ラーメン」があって、一度食ってみようと思いながら一度も食ったことがない。行けばいつも味噌ラーメンだった。今日も結局、注文したのは味噌ラーメン。550円。

店内はコの字型のカウンターのみでテーブル席はない。そこへ15人ほどがぎゅうぎゅう詰めで座り、肩をすぼめるようにしてラーメンを食う。とても窮屈なのだが、旨いから客がひっきりなしにやって来て、食ったそばからすぐ次の客が交替で入って来る。また、カップルも多い。

以前に入った時は味噌ラーメンが500円で、下條正巳似のご主人が一人で注文をこなしていた。アルミの片手鍋でスープを作り、毎回必ず味加減を小皿にすくって確かめる。スープが出来上がりラーメン丼に分けて注いだ後、片手鍋の内側に寸胴鍋から柄杓で汲んだスープをかけて洗い(?)、そのスープをまた寸胴鍋に戻すのも以前と変わらず。牛乳ラーメンのスープでも味噌ラーメンのスープでも同じようにそうする。そこから秘伝の味が生まれる(たぶん)。そういう楽屋裏を平気で客に見せるというのは、長年の味によほど自信があるからだろう。今日は見習いさんらしい若者が中に加わって、半袖Tシャツからたくましい二の腕をむきむきさせ、ご主人が盛った麺の上に手際よく具をトッピングしていた。

これまで数多くのラーメン店でラーメンを食ってきたが、私のランクでは「こぐま」のラーメンはピカイチの星5である。今日改めてそのことを得心した。今度行けるのはいつになるだろう。


【温泉】帰りが遅くなって行かず。


【タイムラプス】午前5時ちょっと過ぎに家を出たので撮影できず。


【歩数】27,352歩。

手作りのパンふくよかに十二月(あ)

今日は特別日課の「ふれあいタイム」。

出勤したら子どもたちはすでに各会場に散っていて、我が学級の子どもたちもバルーンアート講座の会場前に集まっていた。

「ふれあいタイム」とは、「総合的な学習の時間」扱いで行われる授業で、地域の人たちとの交流を通して、自分の特性や気づきを見つけることを目的とする。

講座はダンス、和太鼓、抹茶体験、スマッシュ禁止のバドミントンなど20ほどあり、子どもたちはその中から受けたい講座を選ぶ。ただし、3年生から順に希望を取るので、1年生に番が回ってくる頃には人気の講座はあらかた上級生で埋まり、1年男子がむりやり抹茶体験に回されることになったりもするそうだ。

講座が定員オーバーになった時は平等に籤引きで、とはいかないのですね。1年の時は定員に満たない講座の穴埋めに回り、2年になれば希望する講座を受けられる可能性がいくらか増し、3年でほぼ希望の講座が受けられる。一見、不平等のようだけど、3年生も我慢の年を経て来ているわけで、特権として上級生を優先させるというのは理にかなっている。

我が学級は全員(6名)がバルーンアートを受講。担任の先生は「干支切り絵」講座の講師を担当していて(理科の先生だが、サブカルチャーにも精通し話題が豊富。本当に多才な方だ)、クラスの面倒を見られない。それで今日は、ずっと私が特支学級の子たちの面倒を見ることになった。

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講師は伊豆長岡在住の方で、最初は絵描きを目指したが、才能の限界を感じてバルーンアートに転じたという。自己の似顔絵を描いたカンバスを持参していたが、どこぞの街頭で似顔絵を描いている人の描き方に似ていると思った。もしかしたら、以前はそういう絵を描いていたのかもしれない。

バルーンアートの基本は「犬」だということで、最初に皆で犬を作る。私も一緒に作ってみた。キュキュキュッと3回ひねって束ねて顔を作り耳を作り、前足後足尻尾の先をポコンと丸めてハイ出来上がり、とは簡単にいかない。ところが子どもたちはいとも簡単にハイ出来上がりと出来ばえを比べ合っている。私が苦戦してようやく犬にした頃には、子どもたちはウサギ、キリンに移って、高難度のクマを作り上げていた。結局私は初歩の犬どまりの情けなさ。

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最後にチームで丸い風船を十連つなげて大きな犬を作り、最優秀賞が決まったところで講座は終了。あっちでもこっちでもバルーンの割れる音がひっきりなしだったが、子どもたちは楽しんで取り組んでいました。私も楽しめました。


【写真】子どもたちが作ったパン。

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子どもたちが今日の講座で作ったというパンをいただいた。パンが入っていた袋には「パン祖のパン祭」と印字されている。ということは、今日の「ふれあいタイム」のパン作りの講師は「ベケライ・ダンケ」<https://www.backerei-danke.com>のご主人だったんだな。

「パン祖のパン祭」とは、毎年1月に韮山時代劇場で行われるイベントで、そこでは全国から集まった高校生のパンコンテストも実施される。その実行委員会の委員長が「ベケライ・ダンケ」のご主人。

ご主人はパン作りの講師としてその名を全国に知られた方で、今もパン作り教室に呼ばれて全国を飛び回っていると聞く。そういう方に直接パン作りを教えてもらえる子どもたちは、ほんと幸せ者だ。


【温泉】あやめ湯。


【タイムラプス】12月8日(金)6:18〜7:52の伊豆長岡の空。23秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10214943958134627/

【歩数】2,449歩。

手袋の汚れる染みは凜として(あ)

【写真】校舎下の坂道。

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校舎へ通じる坂は二本ある。正門へ通じる坂と裏門へ通じる坂の二本。写真は裏門へ通じる方の坂。
正門側の坂の落ち葉は生徒のボランティア活動できれいに掃かれてあるが、裏門側のこちらはご覧の通りの手付かず状態。それで昨日の作業の時間から、ここの側溝の落ち葉をすくい集め、畑まで一輪車で運んで腐葉土を作ることになった。
リヤカーがあれば作業もだいぶはかどるのだが、なぜかこの学校にはリヤカーがない。6台の一輪車でここから畑まで2往復する。一輪車では底が浅くて大した量は積めないし、落ち葉はふわふわ軽いから、運ぶ途中でせっかくきれいに掃いた道にパラパラ撒き散らすことになって具合悪いことこの上ない。しかし、そこは子どもたちのやることだからと多少大目に見てもらっている。
畑の収穫がない冬場の作業はもっぱら畑の土作り。まだ耕したことのない地面を、ツルハシ、鍬、スコップで掘り起こして畑にし、同時に落ち葉をかき集めて腐葉土を作る。それで腐葉土ができたらそれを畑の土に混ぜる。
ありがたいことに、側溝にはすでに腐葉土化している落ち葉もある。それが正門側の坂と裏門側の坂が交差する側溝に流れ溜まった落ち葉で、これが水分を含んでいい按配なのだ。
それで昨日、そこに溜まったおいしい落ち葉をスコップですくおうと、かぶせてあったグレーチング(みぞぶた)を除けようとした。すると、脇からすっと手が伸びた。顔をあげると2年の子である。そこへもう一本の手が伸びてきた。3年の子である。(年寄りをいたわって?)二人してグレーチングを持ち上げようというのである。
グレーチングが除けられ、さて落ち葉をすくい上げようとスコップを構えたら、「先生、私がやります」と、さっきの3年の子が私からスコップを奪い取って、私の代わりに落ち葉をすくい出した。最初は調子よくスコップですくっていたが、そのうちすくえなくなった。ある程度まで深く掘るとスコップの柄が側溝の縁に当たってすくえないのである。それでその子はどうしたかというと、側溝にズボッと踏み降りて作業手袋の手で落ち葉を鷲掴み出したものだ。鼻をつくドブ臭さを物ともせず、手袋に染み込む湿りも厭わず、両手ですくっては一輪車に積み上げる。
なんという尊さだ。素晴らしいではないか。とかく嫌がられる汚れ作業を、何も言わず黙って行なう。3年間でここまで育つにはこれまでの担任の先生の辛抱強いご指導があったればこそと推察し、同時にその子の未来に幸あれと願わずにはいられなかった。

水墨画無人駅(No.113)。

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今回で水墨風景画の模写を終了。
今年1月30日から淡彩画の模写を始め、約半年かけて140枚描いた。水墨画は7月26日から今日まで113枚描いた。
でも、これで満足はしていない。淡彩画にしろ水墨画にしろ、絵のモチーフは無尽蔵にあるし、まだまだ学ばなければいけないことはたくさんある。

【温泉】あやめ湯。

【タイムラプス】12月7日(木)6:18〜7:41の伊豆長岡の空。20秒。

【歩数】6,057歩。

ちぎり絵の子らの畳や冬日向(あ)

【写真】ちぎり絵合作中。

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我が学級は、ただ今ちぎり絵に取り組んでいる。生徒会主催で、地域の老人介護施設に飾ってもらうカレンダーをちぎり絵で作るのである。
カレンダーの2ヶ月分を全校普通学級、特支学級、美術部が分担して制作する。我が学級が担当するのは9月と10月。その季節にふさわしいものをいろいろ出し合って一枚の絵に仕上げていく。出されたアイデアの中には鮭の「切り身」なんかもあって、鮭が産卵のために川を遡るのなら判るが、切り身が泳ぐという発想がなんともユニークで、そんな絵はどこにもないぞというオリジナル性が尊重されてパーツとして採用になった(月見団子の右)。
写真は、給食後の昼休みを利用しての作業。畳の上に模造紙を広げてぎゃあぎゃあ言いながら取り組んでいる。夜空を描いてそこに蟹のいる月(ウサギが餅つきをする月ではない)を形作るが、月を囲む夜空がいつの間にか青空になったり、その青空が川と同じ色紙を貼るものだから空から川が流れる図になって、それはそれでとても面白い絵に仕上がりつつある。
ここをこうすれば良くなる、とかのアドバイスは特にしない。なんか変だぞと自分たちが気づくまで子どもたちの作業を見守る。傍で見て、本当はアドバイスしたくてウズウズしているのだが、それをぐっとこらえる。
子どもたちの素直な感情が、そのままの形でストレートにお年寄りの人たちに伝わるのがいちばんいいと思うから。

水墨画八ヶ岳(No.112)。

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手本には、麓中央に何軒かの民家の屋根が描かれているが、紙がハガキサイズで縦幅が狭いのであえて省略した。
山襞は濃くなりすぎないように淡墨を重ね塗りして慎重に描いた。
空の模様は前回の学習で、最初に水で空全体を濡らすのが良いと知った。

【温泉】水晶苑。
ベルリン浮橋氏と風呂場で一緒になったので「浮橋そばの里祭り」の様子を訊いた。
祭りは12月3日(日)に行われたが、その日は地区防災訓練に参加して祭りには行けなかった。
ベルリン浮橋氏はかつて祭りの実行委員をしたことがあるという。今年はどうか知らない。でも、2,000食用意した「浮橋そば」が1時間で完売したと言っていたから、そういう情報を得ることのできる立場にあったかもしれない。
そばを求めて200人もの列ができたとも言っていた。うへ、そんな人気があるんだ。きっと10時開催よりだいぶ前から並んでいたんだろうな。とすれば、私が普通に出かけて行ってもそばにありつけなかったかもしれない。
巷には出回らない幻の「浮橋そば」の存在を知ってから、去年、今年と連続で食する機会を逃した。くそ、来年は絶対に食ってやる。

【タイムラプス】12月6日(水)6:18〜7:49の伊豆長岡の空。22秒。

【歩数】6,740歩。

息白く中小高生登校す(あ)

【写真】南隣家の隣の空き地。

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先日、雑木林を伐採した空き地に今日はユンボが入り、なにやら宅地造成の気配。枝を一本だけ残した栗の木も根っこから切り倒されてしまった。
私は毎朝8時に家を出て職場に向かうのだが、8時になる前からチェンソーの音が聞こえていた。こんな朝早くから近所迷惑もいいところだが、そんなこと一切お構いなしにバリバリガリガリと枝を噛み砕く清掃車のような音も聞こえてきた。
私はバイクでとっととその場から走り去ったが、作業場の両隣の家の人は朝っぱらからの騒音には閉口しただろうな。
隣の奥さんの話では、隣接の雑木林の持ち主とようやく連絡が取れ、陽光を遮っていた木を切り倒してもらうことになったとのことだったが、ユンボが上がって斜面を平たくならしている様子を見ると、どうやらここに新たに家が建つようだ。
地面がこのままの高さで家が新たに建てば、雑木林以上に隣家は陽光を遮られることになるんだろうな。奥さんにとってはガッカリだろうが、こればっかりはお互い様で致し方がない。
でも、私としては新たに家が建つことは歓迎だ。雑木を伐採してくれたことで道は明るくなったし、どんな人が住むようになるかは判らないが、住む人が増えるのは賑やかになっていい。
一昨日の日曜に行われた地区防災訓練に参加して思ったことだが、この地区は意外に小さい子どもが多い。少子高齢化が高波となって押し寄せている点ではこの地区も例外ではないが、見ていると三世代同居の家庭が多いようだ。
朝の通学路も中学生、小学生、高校生の順で通っていくのを見かける。中学生は私が手伝いに行っている中学校の生徒でもあるが、みんな朝6時半にはすでにぞろぞろ歩いている。先月の10月31日の2学年「鎌倉学習」の時、集合の7時より30分ばかり前に着こうと思って家を出たら、鎌倉へ行かない普通日課の1年と3年も道を中学校へ向かって歩いていた。9月の体育祭前から朝の始まりが早い中学校だなとは思っていたが、部活の朝練ならいざ知らずほとんどの子が6時半にはもう通学路を歩いているんだから、こりゃびっくりでしょう。まず都会では見かけない光景です。
ちなみにこの地区から中学校まで徒歩で約40分かかる。これを毎日往復するんだから足腰も鍛えられますよね。
中学生がいちばん早く、次が集団登校の小学生、それに自転車の高校生と続く。白い息を吐いて登校する子たちの姿を見るにつけ、若い子たちが暮らすところは活気があるなあとしみじみ思うことだった。

水墨画】宮崎県・大斗の瀧(No.111)

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滝は以前にも描いたことがある(No.68)。滝は水墨風景画の代表的なモチーフで、どちらかといえば描きやすい部類。今回も楽しんで描きました。

【温泉】一二三荘。

【タイムラプス】12月5日(火)6:26〜7:49の伊豆長岡の空。20秒。

【歩数】3,877歩。