いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

落ちてなほ蜜柑の傷に香を残す(あ)

一二三荘で珍しい人に会った。 神奈川県藤沢市にある合奏団でクラリネットを担当し、以前、水晶苑(市の老人憩の家)の風呂場でよくお会いした方である。私が水晶苑の入浴時間に間に合わなくなってから(午後4時で終わる)、ずっと無沙汰をしていた。このブログ…

青空に花は大きく十二月(あ)

午後5時から地元FM局から流れる3年生有志による校歌を聴いた。一応、番組を最初から最後まで録音してiPhoneに収めてあるが、56分と長いのでアップを見送った。 一方、YouTubeでも同時配信するというので、録音を終えてからYouTubeで動画を見た。男子13名、女…

短日や碁盤の石のせめぎ合ふ(あ)

柱の日めくりカレンダーも残すところあと一ヶ月分となった。日めくりカレンダーは日数を経るごとに薄くなっていくから、この時期、ああ今年も残り少なくなったなあと実感できる。人生が一日、また一日と消化されていくのが目に見えて、侘しさがいっそう募る…

ご近所の顔和ませて冬の花(あ)

久々に、本当に久々にテレビで競馬中継を見た。 「ジャパン・カップ」である。このレースに史上初の芝G1レース8勝を成し遂げた牝馬アーモンドアイ、ディープインパクトを父に持ち今年の皐月賞、日本ダービー、菊花賞を制した三冠馬のコントレイル、桜花賞、…

立ち枯れの木の隙間より冬日向(あ)

午前中、一週間分の洗濯物をしながら、掃除機をかけた。掃除機をかけるのは久しぶりだ。 掃除機を動かしながら、チラチラ外の様子を気にしていた。この休みに遊びに行くからと予告していた子が来るかもしれないと構えていたが、結局昼を過ぎても来なかった。…

片付かぬままごとの具や暮早し(あ)

最近、手書きの良さが見直されているそうだ。昨日(11/26)の福島民友新聞コラム「編集日記」で知った。 夏目漱石は筆まめで知られ、残っている手紙だけでも2,500余に上るという。漱石と同じ慶応3年生まれの親友正岡子規は、愛弟子の河東碧梧桐が天然痘で入院…

初時雨花壇の花の色燃ゆる(あ)

漫画家・矢口高雄さんが亡くなった。享年81。 「釣りキチ三平」の生みの親だ。私は、どちらかといえばあまり熱心な読者ではなかったが、日帰り温泉を楽しむ一二三荘の玄関に飾ってある色紙を見てから、俄然親近感を抱き始めた。今から5年以上前の話。その頃…