いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

尊徳の田の面守るや通し鴨(あ)

小田原で孫の世話をする。
午前9時過ぎに孫の家に着いたら、孫はそれぞれの友だちと家の中で遊んでいた。お兄ちゃんは友だちと並んでテレビゲーム。孫娘は友だち二人と鬼ごっこ。これまでは兄妹二人で遊ぶシーンがほとんどだったが、ようやく兄妹を離れてそれぞれの友だちと遊ぶようになったんだね。
正午になって、遊びに来ていた友だちは帰って行った。それと入れ替わるようにカミさんが到着し昼飯となる。伊豆から持参した手作り梅シロップを炭酸水で割って孫に飲ませたら、これが思いの外好評で、あっという間にボトル半分になってしまった。リンゴ酢をレシピの量より多めに入れて、果たして孫の口に合うかどうか心配したが、特に問題なく飲んでくれたので結果オーライ。
炭酸水がなくなったので孫娘を連れて近所のスーパーまで買いに行く。孫娘は手にカミさんが買って来たポップコーンの袋を持っていた。私が「じいじにも少しちょうだい」と言ったら、やだと断られた。「じいじは糖尿病でしょ? だからポップコーンは食べちゃいけないの」と判ったようなことを言う。いつ糖尿病という言葉を覚えたんだ?
夕方、ママが仕事から帰って来て、その疑問が解けた。昨日、ママが小林麻央さんの死去の報に触れて孫娘に話したらしい。「じいじも糖尿病だから、◯◯ちゃん(孫娘のこと)が大きくなる前に死んじゃうかもしれない」。
それを真に受けて、死んだら嫌だからと私にポップコーンをくれなかったようなのだ。孫娘に、死んだら嫌だからと思われて、それでこうして生きてある喜びを噛み締めていられることを幸せに思う。
昨秋、あるきっかけで小林麻央さんのブログの読者になり、病と闘う彼女の姿をブログを通じて見守って来た。アップされる写真があまりに痛々しすぎて正視できないこともあった。それでも懸命に笑顔を見せようとし、愛する人のために生きようとした。自分のためではなく愛する人のために。
今際の際の言葉は「愛してる」だったという。なんという清らかな言葉だろう。人は彼女の死を若すぎると言うかもしれない。しかし、愛する人のために懸命に生きようとしたその姿は、今、永遠となったのだ。これからも永遠に愛する人を愛し続けて行くだろう。

【写真】田んぼに群れるカルガモ

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孫たちが通う小学校前の田んぼ。小田急富水駅で下車し、孫の家まで歩いて行く時にこの田んぼの脇道を通る。
ここは二宮尊徳生誕の地として知られ、用水路が縦横に勢いよく流れる。尊徳が生きた江戸時代そのままの用水路であろうはずはないが、もしかしたら当時もこういう風景だったのかもしれないと思わせるような田畑が今も広がっていて、歩くとどこか懐かしい匂いがしてくる。
カルガモは小学校前の田んぼのコンクリートの畔に仲良く並んでいた。立ち止まってカメラを向けたら、3羽が回れ右をして背面の田んぼに飛び込んだ。なぜ顔を向けた田んぼに飛び込まなかったのだろう。カルガモは自らが食むべき水草を覚えているのだろうか。

【淡彩画】座っている人(No.112)

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ポイントは「ラフなスケッチなので線描を生かしてライブ感を優先し、着色も明暗を大まかに分ける程度にしてあまり塗り重ねない」こと。
今回から「風景の中の人」シリーズ。以前にも何回か風景の中の人物を描いたが、うまく描けたと思ったことは一度もない。
手本に「風景スケッチに人の姿を描き入れると絵に生き生きとした活気が生まれます」とあるが、文字通り人の形をした「人形」にならないように、いかにも息をしているような「人物」を描けたらいいと思う。

【歩数】8,013歩。

梅雨晴れ間老いを自慢と碁石打つ(あ)

【写真】和蒸籠。

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今週火曜、ヤフオクで落札した。入札者は私以外にもう一人いて、締め切り直前の競り合いになるかと思ったが、そうならなかったのはちょっと拍子抜けのラッキー。

送料1,180円は商品価格よりも高かったが、トータルで市販の5分の1程度で手に入ったので良しとしよう。競り合いにならなかったのは、出品者の提示した送料がやや高めだったせいかもしれない。

ヤフオク出品者の説明だと商品は「未使用」とのことだったが、届いたのを見たら鍋の底に多数のシミがあった。新品を一度も使わず、長い間ずっと保管しておいたのだろうと理解したが、これはもともと鍋は要らないと思っていたから問題ない。

蒸籠本体の方はどうかというと、こちらはビニール袋に入ってきれいに仕舞われており、特に欠点は見当たらなかった。竹すだれも蒸し布も付いているから、あとはもち米さえ用意すればすぐにでも餅搗きができる。

カミさんに言うと、またそんなもの買って、と言うに決まっているから言わないが、餅搗きの必需品なんだからいいじゃねえか、安く買える時に買って何が悪い、のである。


【淡彩画】提灯や旗竿(No.111)

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ポイントは「提灯や看板など小さなものや装飾を主役に描くときは、文字や模様など細部の様子も描いてそれらしさを表す」こと。

旗の反対側の文字が透けて見えるように描いたつもりだが、なんだかシミみたいになって、汚らしく見える。まだまだです。


【水晶苑】13:04〜15:58

建材氏と3局手合わせして、黒を持って勝ち白を持って負け、また黒を持って勝ち。建材氏の棋力は私と互角と見た。互角同士で打つ碁がいちばん楽しい。

3局目を打っているところへ、地元の看護学校の実習生が5人ほど顔を出した。今は病院だけでなく、高齢者施設でも実習を行うらしい。

実習生は、「皆さんおいくつですか?」「いつもここで碁をやってらっしゃるんですか?」「何かお手伝いすることはありませんか?」などと予習してきたような質問をする。

白髭氏と碁を打っていた人(初めて見る人)が、その場を代表してというふうに一つひとつの質問に当たり障りなく答える。答えるたびに別におかしくもないのに実習生はころころ笑う。

「いいねえ、若いってのは」とその人が言うと、いちばん端にいた人が、「若くない人もいますけど」と言ったものだ。その声につられて私も思わず盤面からそっちに目を向けた。どうやら実習生の引率教官らしい。

「俺らに比べたら十分若いら」と代表氏。さすがは亀の甲より年の功、その場をうまくまとめました。

実習生が去った後、建材氏が用事があると言って帰ったところで、「じゃあ、私とやりましょう」と声をかけてくれる人がいた。

この人も初めて見る人である。私と建材氏と打っている様子を傍で見ていたのだろう、2子でどうでしょうと言ってきた。

2子で打ち始めて、2子どころではない方だと直ぐに判った。4子置いても足りないかもしれない。昨日の人といい今日の人といい、水晶苑の碁打ちは相当な実力者揃いみたいに思えてきた。これは本格的に基礎から勉強し直さないとお相手してくれないかもしれない。

結果は中盤で大石が死んで投了。完膚なきまで打ちのめされてしまいました。


【タイムラプス】6月23日(金)5:36〜8:22の伊豆長岡の空。20秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10213419427022302/


【歩数】3,489歩。

梔子の咲く坂乙女上り来る(あ)

水晶苑から帰った夕方は、歩数を稼ぐために近所を散歩することにしている。
地区の管理事務所前に無人ミニトマト販売所があって、保冷剤の入った発泡スチロールの箱に訳ありミニトマトが100円で売られている(訳ありのワケは形が不揃いということらしい)。ところが、夕方では大抵売り切れになっていて買えない。でも、もしかして一袋くらい残っているかもしれないと思って、散歩にはいつもその前を通るのである。
発泡スチロールの箱だから中は見えない。重石代わりに載せてあるコンクリートブロックの破片をどかして蓋を開けるが、中は保冷剤と缶の貯金箱だけ。やっぱりね。ここはゴミ収集所前でもあるから、ゴミを捨てた帰りに皆さん買って行くみたい。前に私が買えたのもその時間帯だった。
それにしても、いつも思うことだが、100円硬貨が入っている缶が夕方まで無事に残っているというのって、きっと外国じゃ考えられないよね。私は外国旅行はアメリカと中国の2回しか行ったことがないから詳しいことは判らないけど、こんな国、他にないんじゃないかな。
近所を散歩すると、道端や手入れの行き届いた庭にいろんな花を見つける。これも散歩の楽しみの一つ。今日見つけたのは、ヤエクチナシノウゼンカズラ
ヤエクチナシ

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花については、名前は聞いたことがあるけど見たことないとか、この花はきれいだけど何という花だろうとかいうことばかりで、無知をさらけ出してこの歳まで過ごしてきた。でもある時、これでは俳句を作るのに不都合だ、季語を示す花の名も知らないで何が俳句かと自分を叱咤し、遅まきながら花の名を覚えようと思った。野に咲く「名もない花」では花に失礼だし……。
それで今はiPhoneアプリ「花しらべ」で写真を撮り、その場で花の名を確かめる、なんてことをしている。それでも知らない花はまだまだたくさんあって、調べてそれを言葉に置き換え、そして、そこからいつか納得の一句が生まれるといいなと思っています。

【写真】増水した昨日の狩野川

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昨日は伊豆でも朝から雨が降り続き、ラジオでは、特に昼以降頻繁に、静岡市清水区富士市の川の氾濫の危険性がある地域住民に対して早めの避難を呼びかけていた。
雨が降り続くと、どうしても気になるのが狩野川の増水。それで、雨が小降りになった夕方、狩野川の様子を見に下まで下りて行った。途中、坂の側溝の流れを見たら、水量は思いの外少ない。これなら狩野川の水嵩も大して膨らんでいないだろうと土手に上ったら、果たして普段の川幅より少し広いくらいの流れにとどまっていた。
ついでにそのまま土手を歩いて、狩野川放水路の門が開けられているかどうか確かめに行こうと思ったが、この程度の雨量なら開いていない可能性が高いと見て行くのをやめた。放水路の門が開かないに越したことはないが、一度放水路に濁流を逃がすのを見てみたい気持ちは、不謹慎かもしれないが、あることはある。

【淡彩画】巣箱(No.110)

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ポイントは「少し朽ちた雰囲気で作られている巣箱は、木材の表現がささくれ立ったような材質感や木目を描く」こと。
手本を見たとき、そんな時間をかけずに描けそうな気がしたが、どうしてどうしてなかなか簡単には行きません。森の茂みの濃淡の描き分けに思いの外時間がかかりました。

【水晶苑】12:52〜16:05
有段者(たぶん囲碁サロンの中でいちばん強いお方と見た)と初対局。3子置いて2敗、4子置いて1勝。有段者はさすがに打つ手に緩みがない。死んでしまった石について、対局後「ここに打てば生きたのに」とアドバイスをくれた。こういうアドバイスがとても勉強になる。

【タイムラプス】6月22日(木)6:20〜8:18の伊豆長岡の空。29秒。

【歩数】2,340歩。

雨蛙それでよろしい雨宿り(あ)

朝から雨が降り続いた。
昼になっても雨脚が衰えず、土砂災害を警戒せよとのアナウンスがラジオ番組の途中で流れるに及んで、今日は水晶苑へ行くのを諦めた。
昼飯は昨日スーパーの安売りで買ってきたカップ麺で済ませる。●清の「どん兵衛 鴨だしそば」。しばらく見かけなかったが、昨日、水晶苑の帰りに寄ったスーパーで久々に見かけた。しかもこれまでの最安値の98円。さらに隣には「焼きそばUFO」も98円で積まれてあったら買わないわけにはいかない。私は●清の回し者ではないが、「鴨だし」も「UFO」も、どちらも私のカップ麺評価の揺るぎない1位なのである。
前に「どん兵衛 鴨だしそば」を食べたのはいつだったろうと過去のブログを検索したら、2年前の7月23日に食べていた。税込価格が1個149円だったと書いてある(そんなことまで書いてたのかい)。あの時は、それでも安いと思って10個も買ったのだった。それは、当時の「ビッグコミック」の連載漫画『そばもん』でカップ麺味比べ競争の1位に輝いたのが「鴨だし」だったからに他ならない。どんな味なのか、ともかく食べてみたくて、近くのスーパーをあちこち覗いたが置いてない。4軒目でようやく見つけ、やれ嬉しやの心躍る思いで10個も買ってしまったのでした。それが昨日見たら98円(税別)だものなあ、買っちゃうよねえ。箱ごと買っちゃいたいくらいだったけど、「焼きそばUFO」もあったから5個ずつにした。
2年ぶりの味は……、うん、やはり旨い。「旨さ引立つ鴨の味二重奏」というキャッチフレーズの通り、鴨味の出汁が絶妙。東●水産の商品にこれと似たような「鴨だしそば」があるが、こちらはまだ食べたことがない。どうも●清の二番煎じの感じがして食べる気がしない。
というわけで、梅雨が明けるまでの昼食は、しばらく安藤百福さんちのカップ麺が続きそうです。

【写真】家の中に入って来たアマガエル。

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押入れを改造した食器棚の奥からぴょんと出てきた。
イエグモやゴキブリが出てくるのなら見慣れているから驚かないが(歓迎はしないけど)、家の中でアマガエルを見かけるのは珍しい。たぶん初めてじゃないかな。
どこから侵入したのだろう。食器棚の奥から出てきたということは、奥のどこかにアマガエルの侵入を許す隙間があるということになるが、はて、そんな隙間があったかな。
去年の夏、階段天井の電球がぶら下がったところから雨漏りがして、留守中に漏電して火事にでもなったら大変と、業者を呼んで瓦屋根の隙間を全てパテで埋めてもらったことがあった。その時一緒に食器棚奥の物置スペースの壁にも化粧ベニヤを張り直してもらったから、それで外に通じる隙間は無くなったと思っていたが、まだどこかに隙間が残っていたのだろうか。おかしいなあ。
このアマガエル、外へ出たがっていたようだが、逃げ道を間違えて流しのカウンターの下に潜り込んだ。そこをパシャパシャと撮ったのが今日の写真。さすがに最後は可哀想になって、玄関まで導いて雨の中へ逃がしてやった。

【淡彩画】干された稲(No.109)

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ポイントは「稲束の色は明るい黄土色で細い線状のタッチを重ねて描くようにし、ところどころ薄い茶色などをにじませると自然な様子になる」こと。
のどかな里山の風景は心が落ち着きます。
中央奥の茅葺きの屋根が少し赤っぽくなってしまった。もう少し黄土色に近づけるんだったな。

【タイムラプス】6月21日(水)6:12〜8:25の韮山方面の雨空。30秒。

【歩数】3,565歩。

白雲をぐいと手繰らん青葡萄(あ)

【写真】ぐんぐん伸びるデラウェアの蔓。

5月4日↓

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5月12日↓

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6月20日↓

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去年初めて結実したデラウェアが、今年は待てど暮らせど新芽が出ず、4月になってもずっと冬枯れのままだった。

ああ枯らしてしまったと、すっかり諦めて蔓を根元からバッサリ切り落としたら、ある日、切り口から新芽が出ていることに気づいた。おお生き返ってくれたかと様子を見ていたら、蔓は「ジャックと豆の木」よろしく上へ上へとぐんぐん伸びて行くではないか。

なんという成長の早さだろう、すごいすごいと見ていると、若い蔓が隣の金木犀の葉に懸命にしがみつこうとゆらゆらし始めた。そこで、横に出張った金木犀の枝を剪定して日当たりを確保し、こっちに絡まれとばかりに針金を張った。

去年はアルミサッシ枠のてっぺんのところに可愛い実をつけたのだったが、今年は薪が濡れないようにそこへ波板屋根をあてがったので、針金をサッシのてっぺんから横に這わせ、蔓を玄関屋根の方に誘引することにした。

今のところ実が生る兆候は見せていない。が、去年のように孫に食べさせられたらいいなあと期待しながら、蘇ったデラウェアの成長を静かに見守っているところです。


【淡彩画】里の風景(N0.108)

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ポイントは「大根や柱の棒も立体感を描き、小さな風景でも空間の広がり感を出す」こと。

大根を白く塗り残すつもりでいたが、線描の鉛筆の濃さが気になって白を塗った。そうしたら余計汚らしくなってしまった。

それ以上に、吊るされた大根の並びが整いすぎてつまらない。もっと不揃いにすべきだった。


【水晶苑】12:50〜16:33

湯から上がり大広間で碁を打っていたら、看板氏がひょっこり顔を見せた。時計を見ると3時を少し回ったところ。ひと風呂浴びる前に、私がその後どうしているか様子を見に立ち寄った、といったふうだった。

今日の手合わせの相手は、田京で建材店を営んでいる方で、看板氏よりお年が上だという。これは碁を打ち終えた後のラウンジで看板氏から聞いて知った。

建材氏と看板氏とはご近所で古くからのお知り合いらしい。看板氏が大広間から出て行った後に、建材氏が私に「なんで看板屋さんを知ってる?」と、私と看板氏とのつながりをとても不思議がっていた。建材氏からすれば、今日初めて会う私が看板氏と親しく挨拶を交わすのは驚きの光景に違いない。これこれこういうことでお知り合いになりましたと、これまでの経緯を話したら、おおそうかねと納得してくれた。

建材氏とは3局打った。隣の盤で打っていた白髭氏が建材氏に、ちょうどいい相手だから打ちなよと私を紹介してくれた。

3局とも握って私が黒を持ち、2勝1敗の成績。白髭氏の見立て通り、建材氏と私とは棋力もちょうどの相手で、打っていて楽しかった。


【タイムラプス】6月20日(火)5:28〜8:15の伊豆長岡の空。20秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10213386018867119/


【歩数】6,052歩。

子燕の知る青い川青い空(あ)

田京の「大連」でランチを摂ったあと、大仁の水晶苑へ向かう。
月曜はこのパターンになりそうだ。何せ月曜は650円のランチが520円で食える。だから私は「大連」へは月曜しか行かない。
通常の650円だってそれほど高い値段だとは思わないが、同じランチを20%オフで食えるとなれば月曜以外に行く気にならない。そんなふうに考える月曜限定の常連さんという人は、私以外にも結構いるんじゃないか?
水晶苑に着くと受付ノートの2行前に白髭氏の名があった。白髭氏は脚を痛めているとかで、碁を打つ前と後の2回風呂に入ると言っていた。なるほど、そういう手があったな。私も最近、朝起きると右肩に寝違えたような痛みが残るから、白髭氏のように囲碁の前後に湯に浸かるとするか。温泉療法の合間に囲碁が打てるなんて、願ったり叶ったりの贅沢な暮らしです。
湯から上がり2階の大広間に行くと、白髭氏をはじめ既に8人の方が碁を打っていた。そして一人、衝立に肘を置きながら白髭氏の碁を見ている人がいた。「こんにちは」と私がその場に挨拶すると、白髭氏が、「ちょうどいいや、◯◯さんもその人(私)とやったら」と衝立の人に声をかけた。
衝立の人と私と互いに名を名乗り、ではお願いしますの1局が始まる。私は2級と棋力を自己申告したが、衝立氏は級も段も言わなかった。黙って私に白石を渡す。私が白を持つなんて不相応だとは思ったが、まあ打ってみましょうと衝立氏が言うので、ひとまず従うことにした。
で、打ちはじめてすぐに判った。私が白を持つ身分ではなかったということを。果たして大石の目を奪われ、中盤で万事休すの投了。続いて2局目は、今度はお願いして黒を持たせてもらったが、これまた緩い一手を咎められてあえなく撃沈。2局打ったところで見学している方に座布団を譲ろうとしたが、衝立氏が私を立ち上がらせてくれない。もう1局やりましょうと言う。それで3局目は2目置かせてもらうことを提案した。が、2子置いても勝てない。結局3連敗。衝立氏と私との棋力の差はあまりに違いすぎました。もう相手にしてくれないかもしれません。意気消沈、意気阻喪の囲碁デビュー2日目でした。

【写真】電線の燕。

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夕方、散歩に出たら、近所の電線に燕がたくさん集まっていた。巣立ちしたばかりの子燕だろうか。
家の車庫にも燕が巣を作らないかと毎年期待しているのだが、一向にその気配がない。燕が巣を作るのはコンビニの看板の上だったり、吹き抜けの建物の軒下だったり、比較的高いところが選ばれるようだ。車庫みたいなところは天井が低すぎて、燕からすれば危険の多い場所なのかもしれない。
そういえばこの前、パソコンに向かっていたら、下からバサバサ鳥が暴れるような音が聞こえてきた。障子を開けて外を見たら、カラス、である。カラスが車庫に入り込んで暴れている。こんなことは今まで一度もなかった。カラスはすぐに飛び去ったが、はて、あれは何だったんだろう。獲物の小動物でも見つけたのだろうか。そんな、カラスが暴れる場所だもの、燕が巣を作るはずないよなあ。

【淡彩画】石灯籠(No.107)

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ポイントは「背景を暗く描くと石灯籠が明るく浮かび上がり、日差しの様子まで表せる」こと。
最初に石灯籠に淡く色を塗った時は暗い感じにも見えたが、背後を濃く塗ったら石灯籠が明るく浮かび上がってくるから不思議。
また、描いているときは全く気付かなかったが、仕上がった絵を見ると背後が大きな岩に見えなくもない。淡彩画は、こういう予期せぬ効果があって、ほんと面白い。

【水晶苑】12:43〜16:27

【タイムラプス】6月19日(月)5:47〜8:05の伊豆長岡の空。34秒。

【歩数】3,747歩。

川風を入れて碁打ちの夏座敷(あ)

私が見るテレビ番組は決まっている。
サッカー日本代表の試合生中継、日曜のNHK大河ドラマ、同じく日曜のNHK杯テレビ囲碁トーナメント戦の3本である。そう言うと、ニュースとか天気予報とかは見ないの? とよく訊かれるが、ほとんど見ないと答える。ニュースや天気予報はiPhoneで足りると言う。
朝起きてまずすることは未読メールのチェックで、次に天気予報の確認をし、トップニュースにざっと目を通してからデジタルの「天声人語」「余録」、毎日新聞の社説に目を通す。朝日はケチだから「天声人語」しかタダ読みさせてくれない。
天気予報は「Yahoo!天気」でチェックする。このアプリは、今いるところに雨雲が近づいていることを知らせてくれるので重宝している。去年、学童の仕事をしていて、3時のおやつの後に外遊びをするかしないか判断に迷った天候の日があったが、そのとき「Yahoo!天気」で雨雲が近づいていることを知り、室内遊びに切り替えた方がいいとリーダーに提案したところ、ほどなく雨が降ってきて、私の株がちょっとだけ上がったものだ。
私たちが生活する上で知りたいのは全国の天気予報ではなく、今いる場所の天気予報である。今は宙を飛び回る衛星のおかげで、我々は雨雲の動きをピンポイントで知ることができるようになった。全くすごい時代になったものです。
話をテレビに戻そう。
日曜の昼に見るテレビはNHK杯テレビ囲碁トーナメント戦である。孫の世話などで時間を取られたりする以外は大抵見る。で、今日は、昨日の土曜に水晶苑で碁デビューを果たしたことで、テレビの見方がこれまでと全く違ったものになった。
これまでは、実際には打たないけど見て楽しいから見るという程度だったが、今日は、実戦に生かそうという目で石の動きを真剣に追っていた。結果は白番・芝野虎丸三段が黒番・陳嘉悦九段に中押し勝ちしたのだが、あたかも自分が打っているかのようなワクワクドキドキする一戦だった。
勝った芝野三段は神奈川県出身の17歳。将棋界では中学生の藤井聡太四段の話題で持ちきりだが、こちらの芝野三段も、最近めきめき頭角を現して来た囲碁界期待の若手ホープ井山裕太本因坊(六冠)に追いつき追い越せの伸び盛りで将来がとても楽しみな棋士である。
その芝野三段の今日の打ち方が、空き三角(愚形とされる)作りまくり、露骨なノゾキしまくりで、なんだか私の打つ碁に似ていてとても近しい感じがした(なんて、プロ棋士に失礼)。年配の碁打ちから見れば品がない碁に見えるかもしれないが、なあに、碁は勝てばいいのである。
かつてのサッカー西ドイツ代表のフランツ・ベッケンバウアーは「強い者が勝つのではない。勝った者が強いのだ」と言った。それはサッカーに限らず、囲碁にも、いや勝敗を決する全ての場面に当てはまる言葉であるようです。

【写真】水晶苑2階の大広間。

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36畳ある。撮ったのは昨日の土曜だから碁打ちが一組しかいない。多いときは、私の知る限り、ここへ10人の囲碁仲間が集う。訊けば碁盤は10面あるそうで、私以外に新規参入があと9人いても足りる勘定だ。
第4土曜は月例の大会がある由。私は孫の世話で参加できないけれど、そういう大会が毎月あると、一つの励みになっていいかもしれませんね。

【淡彩画】道祖神(No.106)

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ポイントは「薄い石板でも影を描くことで薄いなりの立体感が表せる」こと。
石に刻まれた像も、影を描くことでそれらしく見えることを学んだ。模写も大台の百枚を超えたが、影の重要性を日に日に強く感じる今日この頃です。

【タイムラプス】6月18日(日)6:31〜8:43の伊豆長岡の空。32秒。

【歩数】6,972歩。